>Vol.162
>理事長トーク
HOME

タイトルバー

医療サービスは大きく「本質サービス:「診療・介護」といった医療の根幹にあたるもの」と「表層サービス:患者さん・ご利用者がご自身で受けた印象」の二つに分けることができます。前回の理事長トークでは、そのうち「表層サービス」の結果を測定する手段としての「患者満足度調査」について、内容と直近の結果についてまとめました。
今回の理事長トークでは、「本質サービス」の質を管理するための健育会グループの「医療の質マネジメント計画」とその医療の質の向上を図っていくための「職員の教育」について、本号と次号の理事長トークで2回に分けて紹介します。

今回は東邦大学医学部教授で、株式会社ヘルスケアシステムズの社外取締役として健育会グループの研修などにも関与いただいている長谷川 友紀先生と健育会グループの主に看護師の教育に携わっている森 智美さんの2人に参加してもらい、健育会グループのこれまでと今後の課題について話しました。

長谷川 友紀先生と健育会グループの主に看護師の教育に携わっている森 智美さん

「医療の質マネジメント計画」の取り組み

理事長長谷川先生に初めてお会いしたのは、90年代半ばでしたでしょうか?確か、公益社団法人全日本病院協会(全日病)の病院機能評価の委員会で、同じ委員を務めたことが最初だったと記憶しています。

長谷川そうですね。その際、健育会グループの患者満足度調査をやってくれないかというお話をいただいたことが、健育会グループとお付き合いさせていただくきっかけとなりました。また当時、全日病で医療機能評価機構の中小規模の病院向け評価基準を作るお手伝いをしていたのですが、その際に正式調査前の予備調査として西伊豆健育会病院にもお伺いしました。

理事長トーク