Vol.197 第13回 TQM活動発表セミナーを開催しました。

その後、健育会グループの顧問弁護士 宮澤 潤先生から乾杯のご発声をいただき、いよいよ懇親会が始まりました。参加者全員で美味しい食事を楽しみながら、和やかな交流のひと時を過ごしました。

健育会グループの顧問弁護士 宮澤 潤先生

そして、最後の中締めの挨拶は、湘南慶育病院の鈴木院長よりいただきました。

湘南慶育病院の鈴木院長

昨年の4月に院長に就任しました。湘南慶育病院にきて、それまで大学で関わってきた急性期医療だけではなく、回復期あるいは療養というものが医療の中で重要になってきていることを実感しております。ここは、いかにして患者さんやご家族にご満足のいく慢性期あるいは終末期を迎えていただくかということを考える組織であり、その中に加わらせていただけたことは私にとって大変幸せであると感じています。医学雑誌の編集をいくつか担当しているのですが、ここ数ヶ月で慢性期医療/終末期医療の特集を2つ作ろうとしています。現在の高齢化社会の中で、このような医療が本当に大切だということを感じております。
今回初めてTQM活動発表セミナーに参加させていただきましたが、「目から鱗」の会でした。ご発表では、すぐに活用できるような結果が出ている演題もありました。そしてその中でも優秀賞、最優秀賞をとった演題は、全国でもかなりのレベルなのではないかと感じました。
湘南慶育病院は一昨年の11月に開院しておかげさまで1年以上が経ちました。まだTQMにはデビューしておりませんが、来年はぜひ発表したいと思いますので、ご指導くださりますようよろしくお願いいたします。

私も今回のTQM活動発表セミナーの抄録の内容を目を通し、セミナー終了後の報告も受けましたが、今年度もさらに発表内容が進化している印象を受けました。TQM活動は、活動をすることはもちろん大切ですが、日々の業務にTQMで学んだ視点を取り入れて、さらなる医療・看護の質の向上を目指して欲しいと願っています。そのような意味で、今回のご発表の中には日常業務からの疑問に基づいたユニークな発想の活動などもあり、日々職員の皆さんが患者さん・ご利用者のために試行錯誤しながら、また楽しみながら一生懸命に業務に励んでいる様子が垣間見えるように感じ嬉しく思いました。
今年は、石巻健育会病院の勝又院長が大会長となる、医療の改善活動全国大会in仙台も控えてます。グループ全体でTQM活動を盛り上げていければと考えています。