Vol.207 第21回フォーラム「医療の改善活動」全国大会 in 仙台が開催されました。

MEAL CHOICE(ライフケアガーデン湘南)
2018年4月から約一年半、「選択食の導入」をテーマに掲げTQM活動に取り組んできました。施設稼働率の向上や他の有料老人ホームとの差別化のために何かできることはないかと始めたテーマでしたが、日ごろの食事内容や入居者さまが何を求めているのかを、チーム全体で考え直すきっかけとなりました。「選択食」や「副菜バイキング」を新しく取り入れるには課題が多くありましたが、厨房だけではなく他部署の方の協力が多くあったことで、一つ一つ課題を乗り越えることができました。また取り組みを続けていくうちに入居者さまや利用者さまから食事の話題が出ることが多くなり、食事についての興味や関心が広がってきていることを実感しました。大会をきっかけに取り組みを全国にアピールでき、優秀賞をいただけて本当にうれしく思います。大会中にいただけた意見をもとに、今後もこの取り組みを継続し、食事で選ばれるホームを目指します。

大会の最後は、勝又院長が閉会のあいさつをして、締めくくりました。

皆さん、2日にわたり関西から北国お越しいただき、誠にありがとうございました。光は西からというような言葉もありますが、やはり日本の医療の改善活動は、西が強く、東もしくは北が弱いという状況があります。今大会をきっかけに、東北に医療の改善活動の波が押し寄せ、より良い医療を提供できるように変わっていけたらと思っております。来年は、医療の改善活動が盛んな地域で行われるため、別の展開のお話があるのではないかと楽しみしております。

今回の参加チーム数を考えると物足りない結果ではありますが、発表者をはじめ各参加チームの皆さん、お疲れさまでした。今回参加しなかったチームも含めて、今後も引き続きQC活動に励み、健育会グループの発展に貢献してほしいと思います。

また、大会長を務めた勝又院長をはじめ、運営に関わった石巻健育会病院のスタッフや他の病院・施設から派遣された応援スタッフの皆さんも、本当にご苦労さまでした。これほど大規模の学会の運営は、健育会にとって初めてのことで、大変貴重な経験になったはずです。この経験を生かす時は、いずれまた来るでしょう。もしその時が来たら、ぜひ積極的に運営に関わってくれることを期待しています。