Vol.228 「第15回看護・リハビリテーション研究会」が開催されました

座長の岡本部長からは各研究に対して一つずつ、意義や課題、また今後の期待を話していただきました。
一部抜粋して紹介します。

(花川病院)
リハビリにおいては、熟練/若手セラピストで差が出ますが、ロボットを活用することで同等の訓練が可能となります。正確なプログラム内容や再現性の高さによって、さまざまな利点はありますが、あくまでもロボットは一つの手段です。患者の状況や改善度に合わせ、セラピストがプログラム内容を適宜調整しなくてはなりません。今後普及された際には、我々セラピストにも高度な専門性が求められるでしょう。従来のリハビリテーションと組み合わせながら、より専門性・質の高いリハビリテーションを提供することが重要です。

(いわき湯本病院)
スマートフォンのアプリケーションを活用した研究でしたが、効率性改善に可能性のある意欲的な試みだと感じました。携帯端末は持参道具が減るだけでなく、情報の一元性にも期待できます。セキュリティ面も含めて研究続けていただきたいと思います。

そのほかにも、「焦点を当て具体的な目標を設定することの重要性」や「視点を変えた研究への期待」、「他場面での応用の可能性」など、今後につながるお話をいただきました。

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