Vol.243 第49回衆議院議員総選挙を終えて、いま感じていること

我々健育会グループが目指すのは「光り輝く民間施設」です。今回の選挙を取り巻く情勢を見て、改めて考えることがありました。
私は旧ソ連が崩壊するさまも目の当たりにしました。国の財政が破綻することなく健全であることによって、初めて「医療」「福祉」は成立します。国の資金は無限ではなく、無駄には使えません。当然、医療も例外でなく、効率よく使わなくてはならない。そのためには、民間施設が持つ英知によって、効率的かつ質の高い医療を提供しなくてはなりません。これは、まさに当グループが掲げる理念です。

良い医療・サービスを提供するために経営は不可欠です。健育会グループの財政は、補助金など国に頼るのではなく、あくまでも私たち自身が効率的な運営をすることによって生まれた対価です。社会のための活動をしながら、そこで得た資金をもって、さらにレベルの高い医療として社会に還元する。近年、よく耳にする、CSV(クリエイティブ・シェアード・バリュー:Creating Shared Value)―企業は、社会的価値と経済的価値を生み出すために存在している――につながると思います。

国民は政府が思う以上に、しっかり国のことを考えていることが明確になった今回の選挙結果。日本の将来に期待を持てる選挙であったと感じています。