Vol.250 オミクロン株による感染拡大重田院長に聞く 石川島記念病院の現状

感染者が急増する現在…
石川島記念病院での対応は?

12月上旬に国内初のオミクロン株陽性者が空港検疫で確認されましたが、当時は陽性患者の対応は感染症指定病院のみでした。患者は増えていましたが依頼はなく、当院で初めてオミクロン株の患者を受入れたのは12月31日のことでした。それ以降、徐々に増え、1月13日ごろからは入院依頼が格段に増えてきたと記憶しています。正式に満床になったのは1月21日で、現在に至るまでずっと満床の状態です。

近隣の保健所とも密に連携を取れているため、「今日、陽性が出ました」とその日に入院依頼がくる状況です。平均在院日数は8日。感染者数の急増に伴って入院が遅くなっており、それは望ましい状況ではありません。早い段階でキャッチアップして、適切な対応をすることが重要です。患者の平均年齢は64歳ですが、日を追うごとに高齢化しています。