Vol.204石川島記念病院が診療を再開しました。

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

vol204

診療休止中だった石川島記念病院が、9月1日(外来診療は9月2日)から約9カ月ぶりに診療を再開しました。院内の設備などを一部リニューアルし、回復期リハビリテーション病棟を中心にした新たな体制で再スタートしています。私も、外来診療再開初日に視察してきたので、同院のリニューアルのポイントや感想などについて述べたいと思います。

石川島記念病院は、健育会グループの中では最も規模が小さい病院です。同時に東京都中央区に立地し、グループ内で最も都心部にある施設でもあります。この地域には聖路加国際病院や昭和大学江東豊洲病院があるため、健育会が石川島記念病院を開院した当初は循環器に強い専門病院を目指していました。
しかし、近隣の大病院では外来診療が3~4時間待ちという状況で、地域の患者さんの診療に十分対応できていないことがわかりました。今回のリニューアルの目的は、石川島記念病院が地域に密着した病院として生まれ変わり、地域の医療ニーズに応えるという社会的使命を果たすことです。