Vol.242リハビリテーション医療に携わる医師向けの
e-ラーニング教材を作成しました

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

今回、健育会グループでは「リハビリテーション医療に携わる医師の心得」と称した教材を作成しました。当グループで働くすべての医師を対象に、オンラインで視聴できるものです。この教材を作るにあたって、私が込めた思いをお話します。

健育会グループが掲げる「病院のValue(期待される価値)」は“質の高い医療”です。提供するには “チーム医療が確立されている病院”であることが欠かせません。このチーム医療の重要性は、急性期医療であろうが慢性期医療であろうが、まったく変わらないと信じています。

急性期病院と慢性期病院では、医師の役割が異なります。急性期において、医師はチームのリーダーですが、慢性期、すなわちリハビリテーションでのチームリーダーは必ずしも医師とはかぎりません。

しかし、リハビリにおいても患者さんやご家族は、医師の言葉を期待しています。医師が患者さんのご家族とお話する際、病状だけでなくリハビリテーションに関する今後の希望や期待まで説明してくれると、どれほどご家族は安心されることでしょうか。