Vol.259 「第16回TQM活動発表セミナー」が開催されました

後半の発表終了後に、座長の竹川英徳先生より、演題ごとに詳細な講評がありました。
前半後半の全ての発表が終わった後に審査をおこない、それぞれ2演題ずつ優秀賞が選ばれました。
受賞演題と内容は以下の通りです。優秀賞に選ばれたチームは、11月18日、19日に東京で行われる「医療の改善活動全国大会」で発表をおこなっていただきます。よい成績を期待しています。

  • 前半優秀賞

    歩行者自立者の転倒リスクを早期に発見する仕組み作り
    介護老人保健施設ライフサポートねりま
    チーム名:転倒転落対策は、あなたが思うよりやっています

    歩行自立者の転倒転落リスクを早期発見するための仕組み構築が不十分で、事前に防ぐことができていなかった。それぞれの転倒転落の特徴を踏まえ、新たな歩行自立評価表を作成し、長期入所者の自立再評価を毎月100%実施することを目指した。

  • 前半優秀賞

    口腔ケアにおける職員の技術向上
    ライフケアガーデン湘南
    チーム名:口腔環境整え隊

    多忙な業務の中で、口腔ケアに十分な時間をかけることができず、歯科往診時に歯の汚れ等を指摘されていた。そこで口腔衛生評価点が50点以下の13名を対象に歯科衛生士による勉強会や口腔ケアマニュアルの配布、時間確保、手順書の掲示などを行い、100点を目指した。

  • 前半優秀賞

    特別擁護老人ホームにおけるシーティングの実施率の向上
    ケアポート板橋
    チーム名:ケアシット

    要介護高齢者の重度化を防ぐため、厚生労働省では10時間以上の離床が推奨されているが、単に離床するだけでは予防は不十分である。そこで1日のうち一定時間、正しくポジショニングを行い、正しいシーティングを実施することで重度化予防を目指した。

  • 前半優秀賞

    老健オアシス21における脱オムツの改善率向上
    介護老人保健施設オアシス21
    チーム名:〜超強化型老健の役割って何だろう パート4〜

    令和3年4月に介護保険LIFEを導入したことで排泄ケアを見直す機会が生まれ、当施設の紙パンツ着用率が健育会グループ老健比較、全国老健比較でともに高いことが判明。自立支援にともなう排泄ケアの不足が問題視された。そこで新骨盤底筋体操導入や職員の意識対策などを行い、失禁がない、または少量の失禁しかないセルフケアが可能な紙パンツ着用の利用者23名から、10名の脱おむつを目指した。