これらすべての根幹となるのが「人間の尊厳は平等」であるということです。たとえ意思疎通が難しい状態でも、最期を迎えるその瞬間まで、人間としての尊厳を大切にし、患者さん・ご利用者とそのご家族と向き合い、寄り添う努力を積み重ねた結果が、「その人らしく最後まで幸せに生き、納得した最期を迎える」ことに繋がっていくのだと考えています。
今年の医師研修会では、このことをテーマにする準備をしています。健育会グループに関わる患者さん・ご利用者が終末期となった時、「納得の死」を迎えられるよう、この難しいテーマを、医師の皆さんとともに考えたいと思います。