前半後半の全ての発表が終わった後に審査が行われ、それぞれ2演題ずつ優秀賞が発表されました。受賞演題と内容は以下の通りです。
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- 日常生活における排便コントロールの見直しと改善
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ライフケアガーデン湘南 太田清志(介護福祉士)
チーム名:腸活お助け隊入居者に多い下剤追加で、軟便化による皮膚トラブル、便失禁による精神的落ち込みが起こりやすかった。そこで対象者を設定の上、追加下剤の使用頻度減少を目指し、ブリストルスケールによる便の性状確認や体操・歩行練習、腹部マッサージ・腹部温罨法、オリゴ糖とヨーグルトの提供、朝食前の水提供などを試みた。
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- 回復期リハビリ病棟における「できるADL」と
「しているADL」の乖離を無くす取り組み -
湘南慶育病院 陣内悠紀子(理学療法士)
チーム名:ADLの乖離を無くし隊回復期リハビリテーション病棟で、リハビリで実施している「できるADL」の歩行動作と、病棟内の生活場面で誘導されている「しているADL」の歩行動作に乖離があった。そこで病棟での歩行誘導開始日を平均15日以下にすることを目指し、多職種で目標共有、病棟の歩行誘導デモの手順マニュアル化、勉強会、歩行誘導方法の指導などを実施した。
- 回復期リハビリ病棟における「できるADL」と
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舟渡おとしより相談センターにおける、
ひとりぐらし高齢者の見守りネットワークの構築
― 「孤独死したくないの」不安を抱える高齢者を一人でも減らしたい ― -
ケアポート板橋 板橋区舟渡地域包括支援センター
関沢久美子(介護支援専門員)
チーム名:ONE FOR ALL!! ALL FOR ONE!! TEAM9板橋区の高齢福祉サービス「ひとりぐらし高齢者見守りネットワーク」の既存登録者の現状把握がセンターでは不十分だった。そこで見守り強化を目指し、名簿登録者342名を訪問、分類。そこから名簿使用法のマニュアル化、ケアカルテ内情報更新と可視化促進のためのシステム変更、民生児童委員との共有ルール化など5つの対策を実施した。
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舟渡おとしより相談センターにおける、
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- 病棟における看護・介護職員の食事介助技術の向上
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石巻健育会病院 須藤貴江(看護師)
チーム名:EAT IN 石巻看護・介護職員85名を対象に食事介助技術を評価したところ、満点を取ったのは4名だけだった。そこでスタッフの技術向上を目指し、食事介助の動画作成や勉強会の実施、注意点指導、実技教育、など7つの対策を行った。