Vol.282 竹川病院 原田新院長と対談しました

原田院長大変興味深い分野ですね。そして健育会グループは今年、70周年を迎えられました。長い間経営に携わってこられた竹川理事長に、経営の真髄についてお聞かせいただきたいです。

竹川理事長理事長に就任した当時は、経営をよくわかっていませんでした。しかし尊敬する富士ゼロックス元会長の小林陽太郎氏が経済同友会に入ることを勧めてくださり、そこで本物の経営者の方たちと接する機会に恵まれ、経営を学びました。ただ、私は経営というのは学問ではなく、アートであり、サイエンスだと思っています。数年後の自分の経営を絵に描けることが大切ですから。芸術的なセンスがない人は、経営のセンスもないのではと思います。

原田院長大変勉強になります。私からは、院長としての抱負を述べたいと思います。リハビリテーション病院の第一の目標は、機能を回復して、社会生活に戻ってもらうこと。ですが高齢者の方も多く、力及ばずに亡くなられる方もいらっしゃいます。そうした中で「竹川病院で最期を迎えることができてよかった」と思ってもらえるような病院にしていきたいと思っています。

竹川理事長心豊かな病院ですよね。それこそがグループ全体の理想のビジョンだと考えています。以前西伊豆病院で、肺がんの疑いがありながら検査でがんを見つけられない患者さんがいました。しかし、がんセンターへ転院してもらうと肺がんが見つかったのです。その時、患者さんの奥様から「西伊豆病院に通院して本当によかった。謝らないでね」と言われてとても嬉しかった記憶があります。そういう病院を目指したいと思います。

原田院長非力ながら力になれればと思います。また、チーム医療もよりレベルアップさせていきたいと思っています。看護師や療法士は習う側面が微妙に違っていて、1人の患者さんに対しても見ている側面が少しずつ違います。ですから分担作業ではなく、オーバーラップする部分を持ちながら相互に協力していくことが大切。その部分ももっと育てていきたいですね。

竹川理事長ぜひその辺りも実践しながら、健育会グループが目指すチーム医療をバージョンアップしていってほしいと思います。

竹川病院 院長 原田俊一先生
出身大学
慶應義塾大学医学部(昭和57年卒)
専門分野
脳神経外科、救急医学、人間ドック
所属学会など
日本脳神経外科学会専門医、日本救急医学会指導医・専門医、
日本旅行医学会理事、国際医療連携機構理事長、
日本自動車連盟(JAF)モータースポーツ、メディカル部会長