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理事長の講話の後に、バスケットボールの元日本代表として17年間活躍し、その後もプロの世界で活躍しているバスケットボール界のレジェンド、レバンガ北海道の折茂武彦代表兼選手をスペシャルゲストとしてお招きしました。
まず理事長から折茂選手のお話を伺うにあって、以下のようなお話がありました。

私は常々、世の中で一番勉強になるのは、何かを成し遂げた「本物の人」の話を直接聞くことだと考えています。折茂選手は今年、日本人初となる通算得点1万得点を達成されたとのことです。そのように26年もの間、現役として輝く折茂選手の体験からの話は、きっと新社会人の皆さんの心に響くことと思います。折茂選手、よろしくお願いいたします。

理事長からのご紹介を受けて、折茂選手より新社会人の皆さんへ激励のメッセージをいただきました。

「考える」「工夫する」「実行する」

僕は今年49歳ですが、皆さんと同じ歳の選手とも競っています。当然体力的にも肉体的にも勝てません。また僕はバスケットボールの能力が高い方ではないと思っています。身長や体格も、バスケットボールの選手としては大きい方ではありません。ではなぜ、このような僕が26年間、若い選手と戦いながら成績を残すことができたのでしょうか。やってきたことは3つ、「考える」「工夫する」「実行する」ということです。僕は能力がない分、どうすれば勝てるのか、どうすればこの世界で生き残っていけるのかなど、色々なことを考えて日頃の練習を行ってきました。そして考えたことがダメであれば、さらに工夫しました。そして大切なのは実行することです。実行しなければ何も見えてきません。実行とはチャレンジすることです。チャレンジするということは、イコール失敗もするということです。新しいものを習得するということは必ずそこにチャレンジがあり失敗があります。そしてそれを経て、人は成長するのだと考えています。