Vol.324 2025年度新入職員研修を開催しました。

プロとして長く戦ってきた中で、僕を最も成長させてくれたものは「挫折」「失敗」「敗北」という3つの経験でした。これらは、非常に苦しく、辛いものです。
しかし、皆さんも人生において、必ずこの3つを経験する時が来ます。人生は、思い通りにはいかないものです。
努力や勉強は、やればやった分だけ結果に繋がります。実際に行動しなければ、何も得ることはできません。
しかし、行動すれば必ず「挫折」「失敗」「敗北」がつきまといます。そこで諦めるか、諦めないかは自分次第です。
僕はこの3つと真摯に向き合い、多くのことを学びました。プロであっても「挫折」「失敗」「敗北」は避けられません。そこからどれだけ多くのことを学び取れるかが、プロフェッショナルになる上で重要なのです。
「挫折」や「失敗」を経験した時、自分には何ができたのか、何をどうすれば良かったのか。苦しい経験から目を背けずに考えることが、成長へと繋がります。

一方で「現状維持」や「ネガティブな思考」は成長を妨げます。現状に満足した時点で、成長は止まってしまうのです。
僕自身もネガティブな感情に陥ることはあります。しかし、55年間生きてきた経験上、ネガティブな考え方で問題が解決したことは一度もありません。
人はネガティブに考えれば考えるほど「やめる理由」や「できない理由」を探してしまうものです。逃げ続ける先に、安らぎはありません。
「挫折」「失敗」「敗北」から目を背けず、逃げ出すことなく、多くのことを前向きに学び取ってください。

僕は「人」「想い」「信頼」という3つの要素を大切にしています。
皆さんは、患者さんを大切にできる人、患者さんの気持ちに寄り添える人、そして患者さんに心から信頼される人を目指してください。
僕は本日、北海道からやって来ました。早朝3時に起床し、朝5時のスポーツ番組に出演した後、急いで8時発の飛行機に乗り、こちらへ向かいました。普段の僕であれば、このような過密なスケジュールを組むことはありません。
しかし、僕は竹川理事長に深い感謝と恩義を感じています。だから僕はこの場に駆けつけたのです。
竹川理事長には、14年もの長きにわたり「レバンガ北海道」を支援していただいています。長い年月をかけ、誠実に信頼関係を築き上げてきたからこそ、僕と竹川理事長の間には、揺るぎない絆が生まれたのです。時間をかけて大きな信頼を築くことが、いかに大切であるか、皆さんにも理解をしてもらいたいです。
「人」「想い」「信頼」は、決して簡単に、そして短時間で築けるものではありません。竹川理事長のように「人」「想い」「信頼」を大切にできる人を目指してください。人と人との繋がり、そしてその想いを大切にし、信頼関係を積み重ねていくことは、皆さんの人生において必ず大きな糧となるはずです。