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健育会グループは、平成27年度にグループ全体で60名の新社会人を迎えました。 そして、全体を2グループに分け、北海道の当グループ研修施設ブルーハウスにおいて新社会人入職研修が行われました。 研修の中日、全員が揃った4月23日(木)には、私とスペシャルゲストとしてお招きしたレバンガ北海道の折茂 武彦選手から講話を行いました。

研修の様子

この新社会人入職研修は、患者さんの命を預かる職に就いた新社会人の皆さんが、最低限身につけるべきことを習得してもらうことが目的です。

1. 人の命をあずかる仕事の重さ

まず、私からは、新社会人の皆さんが必ず身につけるべき3つの内容をお話ししました。

Ⅰ. 「社会人としての責任」

まず皆さんは、「自分たちでは責任が取れない」ということを自覚してください。 責任が取れないからどうするかというと、きちんと上司に報告することです。それが第一歩です。 適当に自分の判断で行動しないでください。もちろん自分の判断でできることも、それが正しいこともあるでしょう。 また、自分ではわからないこともあるでしょう。それらすべてを上司に報告し、指示を仰いでください。決していい加減にしないでください。 情報が途絶えてしまうことが、事故につながります。当然、事故は、患者さん・ご利用者の生命につながってしまうこともあります。 「うっかりしていました」は、病院・施設の中では決して許されません。私が大学で学んでいた時、試験を受けて間違えた箇所がありました。 その時、教授より「なんで君はこの問題を間違えたのか」と尋ねられ、「ああ、うっかりしていました」と答えたら烈火のごとく怒られました。 「君が医者になった時、うっかりしてましたで、患者さんを殺すことにつながりかねない。そのような言葉は二度と言わないように」と言われ、その言葉をその時に心に刻みました。 学生は、うっかりミスも許されますが、現場では、「うっかり」が大事故につながることがあるということをしっかりと覚えておいてください。

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